0

種さんからのお知らせ

芋の栽培はやさしい?サツマイモの栽培方法について詳しく解説

2021年12月09日
芋の栽培はやさしい?サツマイモの栽培方法について詳しく解説

サツマイモはナス科の植物だということはご存じでしょうか。芋は世界中で栽培しやすいため準主食級の野菜として親しまれています。サツマイモは暖かい場所で甘さを蓄えるため、スイーツなどにもつかわれています。芋のなかでも、サツマイモの栽培方法は他の芋とは違いがあるのです。この記事では、意外と知られていない芋の秘密と育て方についてご紹介していきます。

あまり知られていない芋の秘密

日本を含め多くの国で栽培され食されている芋ですが、「イモ」という品種があるわけではありません。通常芋といえば、じゃがいもやサツマイモを思い浮かぶと思います。メークインや安納芋などいくつかの品種も言える人が多いでしょう。ですが、じゃがいもとサツマイモが全然別の品種と知っている人は少ないのではないでしょうか。じゃがいもはナス科でナスの仲間。サツマイモは、ヒルガオ科で朝顔や昼顔の仲間なのです。

とはいえ、ナス科もヒルガオ科も同じナス目なので大きく言えばナスの仲間になります。しかし、ナスは花が受粉して地上で出来る食べ物ですが、芋は地面の下の根っこにできています。実は、芋とは「植物の根や地下茎の一部が肥大化して養分をたくわえた器官」のことをいうため、芋は植物のなかのパーツの名前だったのです。地下に出来て食用にされるものは芋だったというわけです。ちなみに、里芋はオモダカ目サトイモ科の植物で、水草や海草の仲間です。

サツマイモの栽培

ここからは、サツマイモの栽培について詳しく解説します。サツマイモにはホクホク系とねっとり系があり、人によって好みが違います。天ぷらにするならホクホク系の金時や紅あずま、ねっとり系には安納芋やシルクスイートが有名です。紅はるかはその中間にあたり、しっとり系と呼ばれたりもします。

ほくほく系のものは焼き芋や天ぷら、煮物に向いています。しっとり系は、焼き芋やスイートポテトに向いています。ねっとり系は焼き芋が一番美味しい食べ方です。

サツマイモ栽培のコツは、水はけの良い痩せた土地で育てることです。じゃがいもと違い同じ土地で連作できることも特徴となっています。

サツマイモの栽培は、気温が18℃以上になって霜の危険がなくなった5月〜6月に行います。5月中旬に植え付けて10月に収穫するイメージです。

サツマイモの種イモ

サツマイモは種イモを植えるのではなく、種イモから芽を育て苗にしてから植え付けます。芽出しから苗にするまで時間がかかるため、家庭で育てる場合は園芸店やホームセンターで苗を買うと良いでしょう。苗は4月下旬頃から販売されます。

サツマイモの苗作り

サツマイモは苗の節から根が出てきて育ちます。その為、じゃがいものように芽の出た種イモを植えて栽培するのではなく、苗を植えて栽培するのです。

種イモから苗にするには、収穫したサツマイモを温かい場所に保管しておきます。すると4月頃には芽を出します。じゃがいもよりも目が出るのに時間がかかるのです。芽が出たサツマイモは軽く掘って盛り土し、5月下旬には葉が茂った苗が育ちます。地上に1、2節残して切り取りようやく苗の出来上がりです。残した苗からはまた芽がでてきます。

サツマイモの苗の植え付け

サツマイモは収穫まで時間がかかるため、雑草を避けるためにマルチングをしておきます。マルチングとは、畝の表面をビニールなどで覆うことで、皆さんもきっと見たことがあるはずです。

苗植え

サツマイモの苗を30cm間隔で植えていきます。マルチに穴をあけて深さ10cm程の穴をあけ、そこに苗を寝かせ土をかけます。この時、寝かせ方に「斜め植え」「垂直植え」の2通りの植え方があります。斜めに苗を刺す斜め植えは、根が横に長く伸びて細長いサツマイモが数多く採れる方法です。

垂直植えはその名の通り垂直に植えるため、根は縦に短く伸び丸いサツマイモができます。個数は少なく甘みが凝縮されます。一般的なのは斜め植えです。

収穫

サツマイモは成長するに合わせてツルがどんどん伸びていくのですが、土に接すると葉の根もとから根が出てきてしまいます。そのままにしておくと地面のツルから芋ができてしまうため、ツル返しといって、ツルを土から剥がして折り返し他のツルに重なるようにして土に接しないようにします。放っておくとツルはどんどん伸びて土に接するため、見つけたらツル返しをしていくことが必要です。

芋の収穫

苗を植え付けてから110~120日で収穫時期になります。

じゃがいももそうですが、サツマイモも水にぬれると腐ってしまうため、晴れた日の午前中に収穫し乾燥させます。収穫したばかりのサツマイモはまだ甘くなっていません。

1か月ほど寝かせることでサツマイモのデンプンが糖化して甘いサツマイモになるのです。

まとめ

芋のなかでもサツマイモの栽培方法について、詳しく見てきました。ナス科のサツマイモは、他の芋とは栽培方法が随分と違っています。サツマイモを購入したいと考えている方は、栽培方法の流れについても知っておきましょう。

種子島の「安納芋専門店 種さん」では、安納芋を中心としたサツマイモの販売を行っています。安納芋、安納紅、安納黄金、種むすめ(にんじん芋)と紅はるかなどを扱っています。安納芋はとても甘くてねっとりしているお薦め商品ですが、にんじん芋は全国で生産量が少なく希少種なので、販売しているのを見つけたら早めにご注文ください。どれもしっかりと熟成させた糖度の高いサツマイモです。

ようこそ
安納芋の通販なら安納芋専門店 種さん

商品カテゴリー
ページ
ヘルプ