トロピカルフルーツとして日本でも食べられるようになったマンゴーですが、旬の時期やおいしい食べ方は知らない方も多いでしょう。おいしいデザートを作るのだから、食べごろの見分け方も知りたいものです。本記事では、おいしいマンゴーの見分け方やレシピを紹介しているので、合わせてご覧ください。
おいしいマンゴーを見分けるには
香りや色が良ければおいしいマンゴーだと考える人は多いでしょう。しかし、品種によってはこの限りではありません。香りと色のほかに柔らかさもポイントになりますが、その理由を詳しく見てみましょう。
香りと柔らかさが決め手となる
熟したマンゴーを見分けるには、香りと柔らかさが決め手となります。なぜなら、品種によって香りや色だけでは判断できないからです。なかには見栄えを良くするため、人工的に色を作る品種があります。また、ペリカンマンゴーは黄色くなったからといって完熟しているとは限りません。
そこで、香りと柔らかさの2つのポイントをおさえて、マンゴーの食べごろを判断しましょう。栽培方法と品種に関わらず、熟したマンゴーは香りが出てきて指先で軽く押せば分かるほどに柔らかくなります。
反対に、熟していないマンゴーは香りがなく固いのです。そのため、色や香りだけで判断がつかなかったら、やさしく指で押してマンゴーの柔らかさを確認してみてください。
完熟していないマンゴーの表面には白い粉がついています。白い粉は「プルーム」といいますが、表面にべたつきが出てきてプルームのなくなった状態が食べごろのサインです。
マンゴーの旬はいつ?
マンゴーの食べごろは、産地によって少しずつ異なります。
たとえば、宮崎県なら4月中旬から8月ごろが旬になりますが、鹿児島県の場合は4月下旬から8月が旬です。熱帯果樹に属するマンゴーは温暖な環境でよく育つので、九州ではハウス加温栽培が一般的になっています。
濃厚なマンゴーを味わうレシピ紹介
マンゴーは、プリンやシャーベットなど手軽に作れておいしく食べられるデザートになります。難しい手順はないので、空いた時間で気軽に作れるでしょう。
果肉たっぷりのマンゴープリン
マンゴーの果肉をたっぷり使ったマンゴープリンの作り方を紹介します。以下の手順に沿って、おいしいプリンを作ってください。
- マンゴーの皮をむいた後、その身を裏ごしする
- 鍋で砂糖と水を温める。温まったら、ゼラチンを加えてしっかりと混ぜる
- 生クリームと全ての材料を混ぜ合わせた後、冷やせば完成
1の手順ではミキサーも利用できます。南国の風味を味わいたい方は、ココナッツミルクを入れるのもおすすめです。
マンゴーを味わうシャーベット
砂糖や牛乳を使わずに、そのままのマンゴーを味わえるシャーベットです。
- マンゴーの皮をむく
- ミキサーやブレンダーを用いて、皮がむかれたマンゴーをかき混ぜる
- かき混ぜたマンゴーにレモン汁を入れてから冷凍庫で冷やす
半分ほど固まった段階で1度取り出してかき混ぜると、なめらかなシャーベットが作れます。
濃厚なマンゴーラッシー
ラッシーはインドで定番の飲み物ですが、マンゴーを加えて作れば濃厚な味わいに仕上がります。
- マンゴーの皮をむく
- マンゴーの果肉を一口大の大きさに切る
- 味を調節しながらヨーグルトや牛乳、はちみつを混ぜ合わせる
- 氷と一緒にミキサーにかける
とろみがあって満足感を得られるラッシーが完成します。
マンゴーの上手な切り方とは
マンゴーは「花咲カット」をすると、食べやすいだけではなく見栄えが良くなります。とはいえ、花咲カットの上手なやり方が分からない人もいらっしゃることでしょう。ここで切り方のポイントを覚えて、綺麗な形を再現してください。
マンゴーの切り方で失敗しないために
マンゴーを失敗せずに切るポイントは以下の通りです。
- 身を3枚におろす。ナイフはまな板と水平になるように持って、種を避けながら少しずつ動かす
- 種がないマンゴーの身を格子状に切る
魚の骨を避けながら3枚におろすような形で、マンゴーを切っていきます。身が柔らかければ勢いをつけてナイフを動かしがちです。しかしそうではなく、種の位置を確認しながら少しずつ動かすのがポイントです。
3枚あるうち、種のないマンゴーを格子状に切っていきましょう。まず、皮の面を下に向けてまな板に置きます。皮まで貫通させないように気をつけながら格子状に切ったら、服の裏地を出すようなイメージで身を押し出してください。これが、お店などでよく見かける花咲カットの切り方です。
マンゴーを食べきれないときの保存方法
マンゴーがたくさんあって、食べきれないときもあることでしょう。マンゴーは冷凍保存ができるので、保存しておけばさまざまなデザートを作れるのです。
マンゴーは冷凍保存ができる
マンゴーを食べきれなくても、皮をむいて種を取ってから、サイコロ状にカットしたものを冷凍保存ができます。密閉できる袋に入れて冷凍保存しておけば、いろいろなデザートに利用可能です。
凍ったままミキサーにかければシャーベットになりますし、パンケーキやアイスなどに添えればおしゃれなトッピングになります。逆に、しっかりと解凍したマンゴーは柔らかいためデザートには使いにくいので注意してください。
まとめ
マンゴーを味わえるレシピのほかに、切り方や保存方法を紹介しました。通販で購入すると量が多いので、食べきれないこともあるでしょう。しかし、簡単に作れるデザートのレシピを活用すれば、おいしく消費できます。「安納芋専門店 種さん」では、夏場に南の島で育った完熟マンゴーを販売しています。とろみのある濃厚な完熟マンゴーを、ぜひ一度味わってみてください。